
みなさん、おはようございます。
2020年度の一級建築士試験の合格発表日から一夜明け、昂った雰囲気がいまだ残る中ではありますが、本日は冷静な分析記事を書いてみようと思います。
分析内容は昨日、一級建築士になった学生は何人いたのか?ということです。
まず、簡単に自己紹介します。
私は地方の国公立大学で建築を学ぶ大学4年生。修士1年生となる来年度、2021年に一級建築士試験を受験します。詳しい自己紹介はこちらの記事(クリックで開く)から。
目次
12月26日(土)の作業

- 法規のウラ指導 第2周目 (80%)
昨日は「法規のウラ指導」の第2周目を249ページまで進めました。全体(569ページ)で44%の進捗です。避難施設の沼にハマっておりました。
それでも本日は70%まで進めます。年内に3周終わらせるたい。
それでは今日も一日、ご安全に。
昨日誕生した、若き建築士たちを分析

さて、本題です。
昨日『建築技術教育センター』の公式サイトにて、
令和2年一級建築士試験「設計製図の試験」の合格者の発表が行われました。
結果は様々で、まだ気持ちが昂ったままの方も入らっしゃるかと思われます。
そんな中、私はある分析を行いました。
それは、昨日、一級建築士になった学生は何人いたのか?というものです。
令和2年度の一級建築士試験といえば、改正された建築士法が適用され、受験資格が大幅に緩和された最初の年であります。
それによって、大学生や大学院生も受験が可能になったわけですが、一体どれくらいの『学生一級建築士』が、昨日誕生したのでしょうか?
『建築技術教育センター』の公式サイトの『試験合格者の主な属性』という統計データを用いて分析してみました。
『学生・研究生』は60人。製図試験の合格率は高く
結論を言えば、昨日一級建築士となった学生は60人でした。
厳密には『学生』という属性で統計は行われておらず、『学生・研究生』です。
『学生・研究生』は製図試験合格者3,796人の1.6%でしたから、約60人とわかります。
一級建築士として活躍されるのはこれからだと思われますが、すでに希少性を感じる数値です。
ちなみに、7月の学科試験合格者6,295人の2.5%で約157人でした。
学生・研究生の大半は今年が1年目であるはずなので、
60/157 ≒ 0.382
『学生・研究生』の学科試験合格者中の製図試験合格者の割合は38.2%と推定できます。
これは全体の34.4%よりも3.8%高く、ほとんど全員が1年目の受験ということを踏まえると、驚いたことに、製図試験は学生の方が受かりやすいといえます。
一体なぜこうなったのかも考えてみました。長くなりますので次回記事に書きます。
『23歳以下』は228人。製図試験の合格率は全体並
『学生・研究生』とは異なる属性で、『23才以下』というものもあります。
こちらを分析してみると、昨日一級建築士となった『23歳以下』は228人でした。
製図試験合格者のうち、『23才以下』は6.0%で228人。
『学生・研究生』以外にも、高等専門学校や大学を卒業して社会人として受験した方も含まれるため、人数が学生よりも多くなりました。
ちなみに、7月の学科合格者は10.6%で667人です。
『23才以下』には2年目以上の受験者もいるかと思いますので正確ではありませんが、
228/667 ≒ 0.342
学科試験合格者中の製図試験合格者の割合は34.2%となりました。全体の34.4%とほぼ同じです。
次回予告
次回【#44】は、『なぜ、学生は製図試験の合格率が高かったのか?』をお送りします。お楽しみに。
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