
「建築士試験に、暗記なんて役立つの?」
青二才のくせに斜に構えた私は、ある一冊の本とずっと距離を置いていた。悪態をついても、本当は気になって気になって仕方が無いのに。
その本は今、私の隣にいる。
まず、簡単に自己紹介します。
私は地方の国公立大学で建築を学ぶ大学4年生。修士1年生となる来年度、2021年に一級建築士試験を受験します。詳しい自己紹介はこちらの記事(クリックで開く)から。
2月22日(月)の作業/学科まであと139日

- 17年構造・施工(55問)演習・復習
本日も構造・施工の過去問題を解いていきます(第2周目)。最新の結果はこのような感じです。


それでは今日も一日、ご安全に。
1級建築士受験 スーパ記憶術/原口秀昭・著/彰国社

さて、本題です。
表題のとおり、先日私も「1級建築士受験 スーパ記憶術」を購入しました。
SNSなどで何かと話題の一冊。変に頑固な私は暗記という作業を敬遠しており、当初この本を買う予定はなかったのですが、
構造、施工の演習をはじめ他やいなや、何mm、何%という知識問題の多いこと多いこと…。
理解に徹しようとしていた私も辟易してしまい、できるものは潔く暗記を行うことにした所存でございます。
それでは、さっそくレビューしていきます。

この本は2020年に新訂版が発行された、非常に新しい本です。
第1版が1994年と、私が生まれる前からのロングセラーのようです。

目次はこのようになっています。
やはり、構造と施工の細かな知識が冒頭に来ているのは私も納得です。
それだけではなく、環境・設備や計画の範囲もカバーしています。
中を覗いてみましょう。

こちらはRC造の柱の主筋量がコンクリートの断面積の0.8%という内容。法規や構造の試験へよく出題されます。
とてもウィットに富んだ表現で、0.8%以上ということを脳裏に焼き付けてくれますね。

こちらは有効のど厚の解説です。
暗記フレーズだけではなく上図のようにイラストも豊富で、実は図解にも力を入れている参考書です。これは意外でした。
また、このような独創的な暗記法も見ていて面白いです。
お値段は本体2,600円。
参考書としては若干高めですが、本当に100倍速く暗記できるのではないかというくらい内容は充実しています。
暗記に対して素直になった私も、今後ぜひ活用していきたい1冊でした。
今回の記事も、皆さまの勉強の一助となっていれば幸いです。
次回予告
次回【#93】は、『設備設計者の苦労とやりがい。経験談をお聞きしました。』をお送りします。お楽しみに。
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