
完敗しました。
応援してくださった方々の期待に応えられず、心苦しいばかりです。
この記事では、私の学科試験不合格の原因と、次なる挑戦についてお話ししたいと思います。
まず、簡単に自己紹介します。
私は地方の国公立大学で建築を学ぶ修士1年生。2021年に一級建築士試験を受験しました。詳しい自己紹介はこちらの記事(クリックで開く)から。
私の学科試験不合格の原因は「自己矛盾」

本日、一級建築士試験予備校の3社の予想基準点が出そろいました。
計画 | 環境 | 法規 | 構造 | 施工 | 総合 | |
私の得点 | 10 | 12 | 22 | 24 | 15 | 83 |
日建学院 | 10 | 11 | 16 | 16 | 13 | 86 |
総合資格 | 9 | 11 | 16 | 16 | 13 | 85~86 |
TAC | 10 | 11 | 16 | 16 | 13 | 87 |
各社によって若干相違があるものの、83/125点は総合点の基準点に満たず、私は不合格となる可能性が高いです。
決して一級建築士試験を甘く見ていた訳ではありませんが、私自身の能力を過信していたように思います。
最大の敗因は「自己矛盾」です。
そもそも学生が一級建築士を受験できるようになったのはなぜでしょうか?
私は若年層の建築士不足と働き方改革が要因と考えており、そういった社会情勢の変化に適応できる人材になりたくて、「学生のうち」にこだわって受験した経緯があります。
一方で、私の勉強法はこの受験の動機と大きく矛盾していました。
私は過去問をひたすら繰り返すという、ある意味で令和3年度のような新傾向問題が多い年度に対応できない勉強法を採用しており、これはとても変化に適応できる人材のやることとは思えません。
若い世代が受験できるようになったことを機に、一級建築士は変化に適応できる人材を求める方針に転換したのではないかと、令和2,3年度の出題傾向を見て感じました。
したがって、私の自己矛盾を突かれたような結果となったと考えています。
もちろん私も新しいものは好きですが、記事を趣味で書くだけではなく知識を勉強へ取り入れるべきだったと反省しております。
私の次なる挑戦は?

一級建築士合格はあくまで手段だと思います。
不合格者が言うと負け惜しみに聞こえますが、今回受験された方も一級建築士になって●●がしたい、という目的で受験された方が大半かと思います。
私もその1人でした。
前章で述べたように、私は変化に適応できる人材になりたいという目標を持っており、その一環での建築士受験があったように思います。
さらに、学生が資格を取得する過程を晒すことは建築士に限らず同年代の参考になると考えて本ブログを書き続けてきたのです。
こういったことは過去の記事にも書きました。
結果は残念でした。しかし、私の挑戦は続きます。
次なる挑戦は未定ですが、ひとまず学生らしく研究活動や就職活動に臨み、新しい扉を開きたいと考えます。
最後に、製図試験へ駒を進められた方はおめでとうございます。
皆さまの合格を心よりお祈りします。
【院生の1級建築士試験】シリーズ(令和3年度)
-完-

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