
みなさん、おはようございます。最近はもっぱら、法規の過去問題を解いている私なのですが、最古の年度は中古の問題集の2010年度。法規というだけあって、演習中についついこんなことを疑問に思います。
ここ最近、建築基準法ってどのくらい改正されているの?
まず、簡単に自己紹介します。
私は地方の国公立大学で建築を学ぶ大学4年生。修士1年生となる来年度、2021年に一級建築士試験を受験します。詳しい自己紹介はこちらの記事(クリックで開く)から。
目次
1月13日(水)の作業/学科まであと179日

- 11年法規(30問)演習・復習
本日は2011年の法規を演習・復習していきます(第1周目)。
それでは今日も一日、ご安全に。
建築基準法改正の変遷(2010年以降)

突然ですが、市販の過去問題集って足りなくないですか?
過去問題集は7年分収録されているものが一般的ですが、正直7年では物足りない!
結果私のように、中古を購入して7年以上演習されている方もおられるかと思います。

ところが中古の過去問題集を使用するにあたって、ネックになってくる科目があるのも事実です。
それは、法規。
法規の問題はまさに水物です。
建築基準法やその関係法令はここ最近だけでも何回も改正され、おそらく建築士試験の問題にも影響していているはず。
そこで私はこんなことを疑問に思ったわけです。
ここ最近、建築基準法ってどのくらい改正されているの?

改正された内容をおさえておけば、古い問題集を使うときに役立ちます。
調査した結果をまとめてみました。
私は2010年以降の過去問題を解いているので、それ以降の主な改正内容となります。
また私が個人的にまとめた情報ですから、万が一にも誤りがある可能性もございます。その点ご了承ください。
2011年
- 容積率に算入しない床面積の改正
2012年
- 防災備蓄倉庫等の容積率緩和
- 既存不適格建築物の増改築時の構造規定の緩和
2014年
- 学校等の防火基準の見直し
- 構造適判手続の見直し
- 仮使用制度の見直し
- 定期調査・検査報告制度の規制強化
- 小学校の階段仕様緩和、エレベーター昇降路の容積緩和
2015年
- 省エネ計画届出義務の強化、省エネ向上計画認定制度
- 非住宅(2,000㎡以上)の省エネ義務化
2017年
- 田園住居地域の創設
2018年
- 老人ホーム等の共用部分の容積率緩和
- 仮設期間の延長
- 建築物・市街地の安全性の確保
- 既存建築ストックの活用
- 木造建築物等に係る制限の合理化
こんな感じです。
ご紹介したのはあくまで主な改正項目ですから、これ以外にもあると思います。
また、今回は建築基準法とその施行令のみを扱いましたが、関係法令はほかにもありますから、ご注意下さい。
一方、ざっくりでもおさえておくことで
演習中に『覚えた内容と違う!!』となっても対応できるのではないかと考えました。参考になっていれば幸いです。
次回予告
次回【#61】は、『法令集の告示編って、法規の試験で必要なの?』をお送りします。お楽しみに。
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